ネコと暮らす天然人!

移住したのに又、移住?!

ジャガーの夢~

今年は車検があった年。なので亡夫と車の事を思い出した。

 

車はよくわかっていなかった夫は車を買う時に私に訊いてきた。私は10代の頃から車に関心がありいろいろと車の本を見て楽しんでいた。1台目はトヨタ、2台目はGMに乗っている時。即座にBMWと言った。ドイツ車は鉄の含有量が国産車に比べて多く事故になったときにかなり身を守ることが出来るということで。今、思えば凄い事ではないかもしれないが30年以上前の話の事。会社経営でバブル期、金銭感覚ゼロの夫。ドイツ車に拘る理由が私にあったんです。祖父は日独のハーフ。ドイツに家もありという特殊家族でルーツはドイツからなんです。それでドイツ車に関心が。余談ですが私のきょうだい、子供、皆ドイツ車です。(この車のお蔭で子供、夫、事故から奇跡の生還を果たしました)話がそれました(・_・;)というわけでBMW5シリーズを購入。その後、4台変えました。このうちの1台が命を救ってくれたのです。事故の話は又の機会に。順調に暮らしているうちに災難が!事業が崩壊。不動産、会社すべてを無くしました。勿論、車などは一番先に取られました。ゼロから出発した夫は(家族もろとも)仕事を再開すべく日夜、かつての株主たちを訪ねて相談してました。その中での口癖が「今度はジャガーに乗る」ということ。なんでジャガーなのか?判りませんでしたね、確かに格好いいけど命の恩人のBMWでいいだろうと私は思ってました。そんな中、仕事の相談で銀座に出かけて行った夫。携帯に掛かってきた言葉「夕飯は家で食べるから・・・」その夜、6時頃警察からの電話「ご主人は今、警察病院にいて危篤です。直ぐ来てください、銀座の路上で倒れていました!」と。飯田橋の警察病院へ駆けつけました。意識不明、朝は朝食普通にしてお昼を銀座の友人と。そして、突然の事。急性脳梗塞でした。心労がかなりきつかったようです。ジャガーを乗ることは叶わなかった!天国で乗り回していることでしょうね、本人は目標持って頑張ろうとしていたんだと思います。66歳の6月に亡くなりました。私はその後、教室運営、パートをしながらやっとBMW小さいタイプを購入。BMWは夫、私、子供にもかけがいのない思い出のものなので。携帯には夫の声が残っています。車の恐ろしい事故の話は又の機会に・・・