ネコと暮らす天然人!

移住したのに又、移住?!

移住してきて驚いた⑥生死の分かれ目!

驚いた話の続き~

 

自分自身に突然起こった出来事です。ある日の夜9時頃、激痛が右腹部に起こりました。

 

その後、痛みはお腹全体になりあまりの激痛に横向きになり体を丸くしたまま1cmも体を動かせない状態になり死ぬかもしれないと思いました。枕元には携帯がいつもあるので救急車を呼びました。すぐに近くのいつも行っている病院へ。土曜日で普段は休診だけど救急外来はやってます。

 

診察の結果は「急性腹膜炎・急性盲腸炎」ですぐに手術とのことで車で15分位の所にある医療センターへ救急搬送されました。激痛はずっと続き救急車の中では酸素吸入、看護師さんが「大丈夫ですか?大丈夫ですか?」の連発。「大丈夫じゃないです!」答えるのも痛いけど返事しないと悪いかと思って言いました。救急車の中は狭く(当たり前!)いろいろな医療器具がぶら下がってました。医療センターに着くと担架に乗せられてすごいスピードで手術室前まで行きました。目を開けていたので担架の上で見える天井がこれもすごいスピードで流れていって目が回るので目を閉じてました(・_・;)

 

手術室の前で麻酔医から万一の場合の事もあるのでサインをと言われて震える手でサイン。そして手術室へ入りその後の記憶は無くなりました。目が覚めたら手術室の隣の部屋のベッドの上にいました。

 

時間は午前4時頃で枕元に娘がいました。泣いてる娘を見てびっくりしました。

 

娘が言うのには「夜、10時ごろに病院から電話があり緊急入院したので来てください。家族の方のサインも必要なので」とのことでビックリ!住んでいる所は埼玉なので急いで支度して娘婿の運転でやって来たとのこと。夜12時頃に病院へ来て目が覚めるまで待っていてくださいと先生に言われたので待っていたとのこと。待っている間に説明を受けてショックだったと。病名は急性腹膜炎、急性盲腸炎だけど盲腸が破裂していて膿がお腹全体に廻り4か所にお腹に穴を開けての手術になったということ。4時間半の手術になりぎりぎりで手術出来た事。腹膜炎の怖ろしい所は敗血症になったりすること。命を落とす可能性もあったということ。娘は今まで病気ひとつしたことが無い私がこんなことになったのでショック以外の何ものでもないと言いました。麻酔で何もわからず気が付いたら朝だったという私はそれを聞いて驚いたし怖くなった!っていってももう手術は終わってるし。まったく、楽天家ね、おかあさんて!と言われてしまいました。今は顔色も戻ってきているけど最初見た時、顔色、土色だったよ、って娘が言いました。手術した担当医はげっそりと疲れ切った様子だったとの事。

 

まもなく先生が様子を見に来たのでお礼を言った。力を入れて話すとお腹が痛いので囁くような声になってしまう!先生が言うのに「手術はぎりぎりだったけど上手く行って良かった。しばらく入院して養生しましょう」と言われた。

 

これから10日間の入院生活が始まる。娘が必要な物あったら家から取って来るから言って下さい。と言ってくれたので洗面用具を頼んだ。

 

寝間着、下着などは病院で用意、買えばいい話で手間はかからない。点滴を装着、血液検査、尿検査、血糖値、酸素を測るなどは今後毎日行われる。二日間は手術室隣の部屋だったけどその後は一般病棟の4人部屋へ移る。そういうことで入院生活が始まった。

 

笑ったり声が少し大きくなるとズキンと痛みが走る。命あっての物種、健康にこれからは充分注意して折角、助かった命、大事に長生きをしようと心に誓いました。

 

今、入院生活を振り返ってみると外科病棟の病室なので他の入院患者が「痛い、痛い、」といつも言ってる声が聞こえて厭だったこと。

 

朝、6時と午後4時頃には血糖値を測りにくるけど同じ指だと痛くなるので親指を除いた残りの4本をローテ―ションで回す。

 

7時半に朝食(重湯が2日続いた)12時半頃に昼食(重湯が2日続く)5時半頃夕食(重湯2日続いた)その後、御粥、野菜みじん切りの煮物、これも2日続いた。お腹なのですりつぶし、みじん切り、となるわけです。その後、柔らかく炊いたごはん、白身の煮魚、とろとろの卵入りモノ、卵豆腐とかといったもの。退院する2日前から普通のごはん、焼き魚、お豆腐、卵焼き、お味噌汁とかおやつはヤクルト。こんな感じで断食道場みたいでした。体重減少が楽しみだったですね。

 

そして、無事に退院、経過観察の診察などで病院へは通うことになりました。体重は4キロ減。ともかく助かったわけなのでストレスを抱え無いようにと医師からは言われました。ストレスが引き起こす病気って胃、とかお腹、そうは言ってもある出来事でストレスが当時は凄くてやむを得なかった事だったんです。今は一件落着で少しは落ち着いて来てますが。

 

ともかく、思いがけない体験をしてしまいました。命はかけがいのないもの、人間はいつかは必ず死にます。自殺などはとんでもない事です。やむを得ず死を自ら望んでしまう方が多いのですがもう一回、自分の人生を見つめ直して踏ん張っていただきたいとつくずく思いました。生きていくことは修業だと思っています。私は亡夫の事業失敗でほぼすべてを無くした経験があります。

 

その時、友人たちに「自殺するんじゃないかと思った」と言われました。当時を振り返ると人相も変わり怖い顔をしていましたね、死ねば楽だろうと思ったりもしましたが負けず嫌いの性格なのでこれで死ねばやっぱりねって思われる。見返してやるの一念でした。皆の思ってるとおりにはならないという信念があったので。つまるところ、精神力を強くするっていうことなんだと気が付いたものです。精神力を強くする、例えば今後病気はしないとか、今後こうやって生きていきたいとか?気持ちを強くです。

 

潜在的に私は強いとか将来こうなるという事を思い込ませるなど。実践してますが気持ちも強く明るく前向きになっています。もともと楽天的なものですが今後の目標も決まっているので実現すべく奮闘中です。

 

長々、読んで戴き有難うございました。